エンジニアが大企業でスキルアップできない理由
僕は大企業と中小企業どちらでもエンジニアを経験してきました。
中小企業と比べ、大企業はスキルアップには向いてないと感じました。
理由について上げてみます。
最新技術が使えない
大企業が作ったサービスは利用するユーザーが多く、その中には高齢者など古いスマホやPCを使用している方も多く含まれます。
古いスマホやPCは最新技術に対応していないことがほとんどであり、古い技術のみでサービスを作ることになります。
新しい技術に触れることのできない開発者はスキルが一向に上がっていきません。
開発環境が悪い
大きい企業では機密情報が漏れないよう開発環境のセキュリティを厳しくしています。
そのため開発に使えるツールやその使用方法がかなり制限されます。
制限された環境では開発スピードが上がらず非常にストレスを感じます。
また大企業はコストカットに力を入れているのでPCのスペックが低いことも多いです。
僕がかつて勤務していた企業は通常の開発スピードの半分ほどでしか作業が進まないようなひどい環境でした。
意思決定が遅い
何をするにも課長や部長の承認を得る必要があります。
承認を得るまで数日〜数週間ほど待つことも多く、それを待っている間に納期が迫ってきて開発現場には余裕がなくなります。
そうなってしまうとサービスの品質を高めるために時間を割くことができず毎回中途半端な品質の物しか作れずやりがいやモチベーションが下がっていきます。
プロジェクトの一部しか関われない
開発規模が大きすぎることもあり案件の全てに関わることは不可能です。
与えられた役割を果たすだけとなってしまいスキルアップは望めません。
大規模の案件にやりがいを感じる人もいるかもしれません。
ですがスキルアップを考えるのであればあまり大きすぎない案件に幅広く関わる方がはるかに用意経験になります。
エンジニアが中小企業で働くメリット
明確な理由がなく大企業に憧れる人が多いのですが、
これからは終身雇用も無くなっていくので、大企業なら将来安泰という価値観は崩れていくと思います。
IT業界は中小企業の方が福利厚生などの待遇が良いことも多いので大企業に勤めるメリットはあまりないですね。
中小企業で働くメリット
- 最新技術を使用できる
- 作業環境が良い
- 意思決定が早い
- プロジェクトの工程のほとんどに関われる
- 古い価値観がない
今後スキルが足りない人は仕事がなくなると思うので自分の職場環境は成長できるのかどうか見直してみましょう。
大企業にもメリットはある
当たり前ですが大企業は幅広い案件を行なっています。
会社の業務をこなせるようになってきて何か新しいことを学びたいとき
中小企業の場合は転職するしかありませんが、大企業では社内のほかの部署に異動をするという選択肢もあります。
同じ会社内で新しい業務にチャレンジすることができるのは魅力だと思います。