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独学でもコーダーとしてweb制作会社に転職できる
[chat face=”mameshiba001.png” name=”まめしばくん” align=”left” border=”gray” bg=”none”]そもそも独学でコーダーに転職することはできるの?[/chat]
結論から言うと、「スクールに通った方が確実だが、独学でも転職できる」です。
理由は以下です。
- 圧倒的な売り手市場だから
- 実際に未経験者を採用している企業があるから
- 独学で転職した人が多数いるから
少し詳しく見ていきましょう。
理由1.圧倒的な売り手市場だから
WEB・IT業界はいま圧倒的な売り手市場です。
経済産業省が発表した「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」によると、2030年ごろには約79万人のIT人材が不足するとの調査結果が出ています。
不足している理由として考えられるのは以下です。
- 一部の過酷労働を強いる企業
- IT技術の急速な進歩に技術者の数が追いついていない
一部の過酷労働を強いる企業
WEB・IT業界はこれまで過酷な労働が当たり前でした。
サービス残業は当たり前、深夜残業どころか朝まで会社で過ごすなどもよくある光景でした。
このネガティブなイメージが定着してしまったためWEB・IT業界は敬遠されるようになっていることが考えられます。
これからWEB業界を目指す人にとっては心配になったかもしれませんが、
ここ数年で「働き方改革」や「労働基準法の見直し」、「違法な労働環境への厳罰」が行われたことで業界の労働環境は大きく改善されてきています。
WEB業界の中にいる僕自身もそれは実感しています。
例えば、残業が増えてくると上司から早く帰れと言われることが多くなりました笑
[chat face=”oldman.png” name=”上司” align=”left” border=”gray” bg=”none”]もうそろそろ帰りなさい[/chat]
企業も経営者側も法律を守らないといけないという危機感が以前より強くなっているように思います。
これからWEB・IT業界を目指す人は労働環境の過酷さを心配する必要はないでしょう。
IT技術の急速な進歩に技術者の数が追いついていない
WEB・IT業界に人材が不足しているもう一つの理由は、IT技術の急速な進歩に人材が追いついていないからです。
WEB・IT業界では日々新しい技術が生まれています。現役のコーダー・エンジニアもその技術を習得するために日々勉強しているのです。
現役のコーダー・エンジニアが技術を習得していけば今よりも難しい仕事を任されるようになります。
そうなるとこれまで行なっていた仕事を若手や初心者に譲ることになります。
このようにWEB・IT業界はエスカレーター式でより難しい仕事を任されるようになるのです。
そのため初心者向けの業務も人手が必要になってくるわけです。
理由2.実際に未経験者を採用している企業があるから
独学でも転職できる理由として、実際に未経験者を採用している企業があるということが上げられます。
求人を見ていると、決して多くはありませんが未経験者歓迎という企業を見つけることができます。
未経験OKな理由は以下が考えられます。
- 教育体制が整っている
- 優秀な経験者を雇うお金がない
- 教えるのが好き
僕が以前勤めていた企業でも未経験者を受け入れていました。
その理由は、「社長が人を育てることが好きだった」からでした。
このようにいろいろな理由のもと、未経験者でも受け入れている企業は実際に存在します。
理由3.独学で転職した人が多数いるから
SNSで検索してみると、独学でコーダー・エンジニアへ転職した人を見つけることができます。
Twitterでも以下のような投稿がありました。
【ご報告】
来年1月から東京でプログラマーとして内定が決まりました!これで未経験からスクールに通わずに、独学で今年中に転職するという目標を達成しました!
この場をお借りして、プログラミング学習〜内定までにご縁を持たせていただいた皆様に感謝申し上げます。本当にありがとうございます!
— たっつー@元人事×共育プログラマー👨💻 (@tattuu326) November 13, 2018
僕は32の時に退路を断ち6ヶ月独学で転職しました。
その時は無知だったので本で独学、オンライン学習サイトは使ってません。
高卒の独学でも就職できたのです。
独身30代なら悩むのは秒でいい、すぐに行動をおすすめします。
不安、悩み、そんなの新しいことに挑戦するなら付き物です。 https://t.co/e3QxKNOcwI— フジへー@WEB制作 (@WebFujihe) February 8, 2020
独学よりプログラミングスクールに通った方がいい?
正直に言って、転職するならスクールに通った方が無難です。
というのも以下のような理由があります。
以上のことからわかるようにスクールの方がメリットが多いです。
ということで早くプログラミングスクールに通いましょう!
、、とこれで終わってもいいのですが、どうしても独学がいい!と言う方も結構いるので独学で転職する方法をお伝えします。
独学だけでweb業界に転職するする方法はありますが、ただなんとなく勉強して面接を受けるだけでは転職できる可能性は高まりません。
「正しい独学の方法」と「面接までの準備」について細かく解説していきます。
独学でコーダーに転職するために大切なこと
スクール出身者と同等以上のスキルを身につける
採用する企業は独学でどこまで技術を身につけたか厳しい目であなたを評価します。
企業側からすれば、応募者がスクールを出ていればどの程度勉強したか、どんな内容を学んだかが大体見当がつきます。
しかし独学の場合は、勉強時間・勉強内容などこれまで何をやってきたか全くわからないので応募者をしっかり見極めようとします。
その際にしっかりアピールできるだけのスキルと実績を身につけておくことが大事です。
また面接の会話の中でも専門的な知識を話すことができたり、自分が作った質の高い作品を見せることができれば
独学でしっかり技術を身につけたことを評価してもらえる可能性も高まります。
独学の場合の勉強法は
Progateや
Udemy
などの学習サイトがおすすめです。
独学でコーダーに転職するために必要なスキル
独学で最低限学んでおくべきスキルを上げていきます。
HTMLの「セマンティックな書き方」
HTMLを学ぶのは当たり前ですが、特に大事なのは正しいHTMLのコーディング方法を学ぶことです。
サイトの見た目さえうまく表示できていればいいわけではありません。
コーディングの仕方次第でその後のメンテナンス性やネットでの検索順位に大きな影響があります。
セマンティックなHTMLコーディングとは
ダグの意味を理解してコーディングしていきましょう。
- 通常テキストは pタグ
- 見出しは h1〜h6タグ
- 箇条書きは ulタグ
など、HTMLタグにはそれぞれ決められた意味があります。
その意味に沿った使い方をすることでSEO(検索エンジンでの上位表示)をすることができます。
CSSの「スマホに対応した書き方」
HTMLと同じくCSSも必ず覚えるべき技術ですが、特に身につけておきたいのはスマートフォンに対応したWEBサイトの作り方です。
レスポンシブデザイン(スマホ対応)を理解する
WEB制作はパソコンで見れるサイトを作るだけではありません。
現在はパソコンよりもスマートフォンでWEBサイトを見る人の方が多いので
パソコン、スマートフォン両方で快適に見ることができるサイトを作る必要があります。
スマートフォンに対応しているサイトの作成方法を一般的に「レスポンシブWEBデザイン」と呼びます。
この「レスポンシブWEBデザイン」の技術はコーダーに転職するために必須のスキルです。
よく使われる手法は「メディアクエリ」というものです。
「画面幅が○○px以上、もしくは以下の時、CSSを当てる」ということができます。
この「メディアクエリ」についてしっかり学んでおきましょう。
Photoshopの「スライス」
コーダーとしての転職を目指すなら、Photoshopは「スライス」だけでも学んでおきましょう。
コーダーに転職するためには自分のスキルを証明する
独学で勉強してきました!
と言ってもどの程度学んだか、どの程度のスキル・知識を身につけたかを理解してもらえなければ採用してもらうことはできません。
スキルを証明するのに効果的なのは「ポートフォリオ」と「資格」です。
ポートフォリオをしっかり作り込む
コーダーの採用面接を受ける場合、ポートフォリオというものを必ず提出します。
ポートフォリオはこれまで自分が作った作品の一覧を自分のサイトで公開するものです。
自分の技術力をしっかり理解してもらうためには、ポートフォリオにのせる作品数も多い方が良いです。
独学の勉強の中で多くの作品を作っておくべきです。
資格を取得するべき?
資格はスキルを証明する有効な手段ですが、個人的にはそこまで重要ではないと思っています。
その資格で学んだことを業務で活かせるとは限らないからです。
とはいえ資格に合格するレベルまで知識を身につけた証明にはなるので取得する価値はあります。
「HTML5プロフェッショナル認定試験」などが有名な資格です。
契約社員や派遣社員からスタートする手もあり
正社員として転職を目指す場合、あまり企業は選べません。
正社員採用で独学で学んだ人を受け付けている企業もありますが数は少ないです。
契約社員や派遣社員まで視野を広げて転職活動をした方が選べる求人は格段に多くなります。
「正社員登用制度」がある企業で、契約社員や派遣社員からスタートし正社員を目指すのも有効な手段です。
WEB業界に強い転職エージェントを利用する
企業へ応募するなら必ず「転職エージェント」を利用するべきです。
転職エージェントは求人の紹介や様々なサポートをしてくれます。
[box05 title=”転職エージェントのメリット”]
- 採用率の高い求人を紹介してくれる
- 非公開の求人を紹介してくれる
- 面接に同行しアシストしてくれる
- 企業の社内の雰囲気や裏情報を教えてくれる
- 給与の交渉をしてくれる
- 未経験者の転職相談に乗ってくれる
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独学でコーダーとしてweb制作会社に転職する方法まとめ
独学で転職を目指すならしっかりとした準備が必要です。
上の方ではスクールに通った方が無難と言いましたが、独学によるメリットもあります。
独学は自由に時間が使えるほか、無料なので今すぐにでも始められます。最初の一歩を踏み出すことが大事です。
迷っている暇があるのならまず一時間でも独学を開始してみるのがおすすめです。
もう一つのメリットは独学で技術を身につけたことをしっかり企業に証明できれば非常に好印象を与えられるということです。
WEB業界は就業してからもスキルアップが求められる業界で
そのときに独学で、自力で、技術を高められる行動力のある人を欲しがっているからです。
独学でも転職できた方は多くいるので不安にならず、しっかりとした準備と努力をしていきましょう!
[box02 title=”独学で転職するために重要なことまとめ”]
- 必要なスキルの習得
- スキルを証明するためのポートフォリオの作成
- 転職エージェントによるサポート
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